2010年4月21日水曜日

今更ながらPerfumeの願いをエンドレス再生な件

Perfumeの何が好きなんだろうと考えてみたんだけど、それはきっと、「あやうさ」なのかな、
と「願い」をエンドレス再生しながら思った。

例えば、努めて無機質にそっけなく音を作ってるのに、ふとした拍子に3人の生身の部分だったり揺らぐ感情が
表出してくるという「あやうさ」。例えば、うっかりインタビューで全力でプロデューサー批判をしてしまうという「あやうさ」。
Perfumeをしながら、また人気の絶頂にありながら、いつまでもPerfumeではいられないと自覚しているような「あやうさ」。

率直に言って「願い」はバラードとしてはありきたりで、Perfume以外が歌ったら単調な曲だと思うんだけど、
静かで平坦な曲調の中に、彼女たちのかすかな感情の揺らぎがちりばめられているような気がして、
ついつい今夜も再生してしまう。
少なくとも僕にとっては、中田のめざしたPerfumeの、わずかな綻びこそがPerfumeの価値なんだと思う。

というような色眼鏡をかけて消費すると、Perfumeはとても面白いと思う。SF的。

2010年4月15日木曜日

GLEEが面白い

FOXで放送中のGLEEというドラマがとても面白い。
アメリカのスクールドラマなんだけど、
アメフト部とチアを頂点としたスクールカーストの
最下位に位置するGLEEクラブ(合唱部みたいなもん)に
所属する高校生達の青春をコメディタッチに描いている。

さすがにカースト制度っぷりのすごさはネタっぽく映るんだけど、
たまにアメリカの田舎ならではの閉塞感を突然むき出しで
描いたりして眼が離せない。毎週楽しみに見てる。

というか、どうも昔から、アメリカの田舎町の閉塞感、という
キーワードにやたらと弱いなぁ。もうこれが描かれただけで絶賛してしまったりするし。
なぜなんだろう。閉所恐怖症気味だからか?ん?意味が分からんな。

邦ドラマでも、「青い鳥」とか好みだったな。
あの、トヨエツが、誰もいない駅で指差し確認してるシーン。
胸が切なくなったね。

なんの話をしていたのかわからなくなっちゃったけど、とにかくCATV最高ってことで。

2010年4月14日水曜日

Google App Engine/Java

最近はSlim3で遊び中。そのあまりのすばらしさにうっかりApp Engineでなんか作るときにはJavaで書いてしまっている。
GAE/Jは出た当初見たんだけど、あまりのおまじないの多さにうんざりして(というか仕事をしているような気がしてしまって)
触れていなかったんだけど、Slim3だと非常にシンプルに書けるし、コンテキスト再ロードが基本的に不要なので
さくさく作れる。

GAEでmarkketplaceでの課金まわりとか、独自ドメインでのSSLとかそのあたりが解決されたら
一気に流行るんじゃないだろうか。

2010年4月12日月曜日

ゆとり世代は男子も「一般職」という日経の記事が酷い件

偏見と差別に満ちた、まったくひどい記事。伝聞で書いて客観的報道を装ってはいるが、根底に流れる思想は透けて見えまくり。
電子版の出版の件といい、日経グループというのがいかに古めかしい価値観を温存してきた企業体であるかがよくわかる。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100408/213893/

インタビューされた側の企業の採用担当者も冴え渡っている。

>「一般職は、勤務地が大きく変わることがないことから、自宅から通える仕事を安易に選んだ、というのが本音だったようだ」。

安易かどうかはあんたが決めることじゃない。自分の価値観にしたがって
勤務地が変わらない勤務形態の選択を希望することの何が悪いというのか。
男は仕事一筋で、地方に飛ばされても黙って耐えるもの。という価値観だけがすべてではない。

>だが、大企業の採用担当者は手厳しい。「一般職に応募する男性は、まず採用しない」と口を揃える。

いっそすがすがしいほどの男性差別。逆のことを考えればすぐにわかるだろうに。
「総合職に応募する女性は、まず採用しない」と口を揃えたらどんな大変なことになるか。

一般職という雇用形態が存在していることからもおそらく大手企業なんだろうが、
そんな会社ですらこの体たらく(そんな会社だから、かもしれないが)。
多様な価値観が存在すること、その多様さから生まれる何かがあるかもしれないことに
目を向けようともしない。日本が沈むわけだ。

後半のゆとりうんぬんの「最近の若者は」的記事もつっこみどころ満載だったが
まぁこっちは正直興味ないのでスルー。
#今後数年はこういう記事をあっちこっちで見ることになるんだろうな、と思うとはやくもうんざりだが。

2010年4月9日金曜日

iPhone OS4.0

来ましたね。とても練られたアップデート、というのが第一印象でしょうか。
例えば待望のマルチタスクについても、全面開放ではなく、必要なもののみを解放して
バッテリーやリソースの無駄食いを防いでいるあたり、きちんと考えられているなと
感じます。そしてFast App Switch。あの画面サイズだとマルチウインドウは
考えがたいので、一番マルチタスクが解放されずに困っていたのはアプリの切り替えだと
ターゲットを定めて、必要な機能を提供してきました。これで各アプリで
ブラウザを実装するような馬鹿なことは必要なくなるわけで、開発者の効率も、
ユーザの操作性も向上するでしょう。

参入してまだ数年だというのに、Appleは携帯という限られたリソースの中で、
最大限にリッチなユーザ体験をもたらすことに今のところ成功し続けているように
見えます。考えてみれば昔からこの会社は自前のハード(異論あるところですが)と
OSをセットで提供してきているわけで、そのノウハウが活きているのでしょうか。
まったく何が幸いするかわからないものです。

あと、個人的にうれしいのは、各種データ操作のAPI提供。
今はカレンダーに関して、PUSH通知がどうしても手放せないので
仕方なく標準の使いにくいソフトを使っていますが、
今回のAPI提供により、使い勝手のいいアプリがカレンダAPIを利用して
標準のカレンダデータにアクセスできるようになることが見込まれます。
これでようやくカレンダーソフトの選択が行えそうです。

とりあえず夏が楽しみです。それまでにObject-Cを覚えるのです。。。

2010年4月8日木曜日

iPadのイベントに参加してきた

iPad Laundingというイベントに参加して、iPadを触ってきた。
思ったより快適に使える印象だった。

Appleにしては珍しく、第一世代から安心して買って大丈夫そうな印象。
ただ、キーボード入力はつらかった。たぶんAppleも自覚はしているだろう。
ハードウェアキーボードの接続を許したのが何よりの証左。
手書きも、指で文字を書くのが難しいからどうなんだろう。
タブレット的に使うには、筆圧が見えないから厳しい。
インプットは申し分なさそうだけどなぁ。。。
正直他の人が絶賛するほどには感動はしていない。
様子見。

まぁ液晶も奇麗だったし速度も速かったし、いい感じなのは確かだけどねぇ。