2010年4月9日金曜日

iPhone OS4.0

来ましたね。とても練られたアップデート、というのが第一印象でしょうか。
例えば待望のマルチタスクについても、全面開放ではなく、必要なもののみを解放して
バッテリーやリソースの無駄食いを防いでいるあたり、きちんと考えられているなと
感じます。そしてFast App Switch。あの画面サイズだとマルチウインドウは
考えがたいので、一番マルチタスクが解放されずに困っていたのはアプリの切り替えだと
ターゲットを定めて、必要な機能を提供してきました。これで各アプリで
ブラウザを実装するような馬鹿なことは必要なくなるわけで、開発者の効率も、
ユーザの操作性も向上するでしょう。

参入してまだ数年だというのに、Appleは携帯という限られたリソースの中で、
最大限にリッチなユーザ体験をもたらすことに今のところ成功し続けているように
見えます。考えてみれば昔からこの会社は自前のハード(異論あるところですが)と
OSをセットで提供してきているわけで、そのノウハウが活きているのでしょうか。
まったく何が幸いするかわからないものです。

あと、個人的にうれしいのは、各種データ操作のAPI提供。
今はカレンダーに関して、PUSH通知がどうしても手放せないので
仕方なく標準の使いにくいソフトを使っていますが、
今回のAPI提供により、使い勝手のいいアプリがカレンダAPIを利用して
標準のカレンダデータにアクセスできるようになることが見込まれます。
これでようやくカレンダーソフトの選択が行えそうです。

とりあえず夏が楽しみです。それまでにObject-Cを覚えるのです。。。

0 件のコメント: