インストールが終了し、Word/Excel/PowerPointを立ち上げてふと気がつく。これを使う時って、要するに休日に自宅で仕事しているときだ。途端に萎むワクワク感、増してくる社畜感。でもまぁ、新しいソフトを触るのはそれなりに楽しいからまぁいいか。
ここが良かった 別のソフトだったのは過去の話、実務で使える互換性
入れたのはOffice 2016 for mac。以前にmac版のOfficeを入れたのはいつだったのかもう思い出せないくらいだけど、当時は、一応macでもOffice出してますけど品質や互換性の事は聞かないでください、あるだけましだし、どうせ他に選択肢ないんでしょ?的なクオリティでまったく違うソフトと言っていいくらいの出来だったけど、2016はWindows版と比べてもまったく遜色ないソフトに仕上がっている。試してみている限りだとレイアウト崩れ等も起きていない。当たり前のようにWindows版と同じソフトがmacでも動いているように見える。これは地味にすごいことだと思う。ここまで動くのであれば、VMWare上でWindowsを走らせる意義も大分薄くなる。実際、VMWare上の仮想マシンをWindows 10に上げて、その上にもOfficeを設置してそちらをメインで使おうかとも思っていたが(Solo 1契約で2台まで設置可)、これなら必要ないか、と思い直した。Windows 10が思ったよりヘビーで触る気にならなかった、というのもある(。。。)。
ここも良かった 大容量は正義の1TB OneDrive
あと地味にOneDriveが1TBに増量されるのがうれしい。海外赴任にあたってシコシコと自炊していたPDF群が何気に45GBあったんだけど、無課金だとDropboxにもiCloudにもどこにも入らなかったので仕方なく共有HDDの片隅であまり活用されずに眠っていたものをアップロードできた。これで、Kindleで買ったものも含めて本のデータはすべてクラウドで管理することができるように。加えて、写真はGoogle Photos、音楽はApple Musicにあるので、共有のHDDや家庭用サーバのメインの用途であったファイルはすべてクラウドにあることになる。Dropboxとかが商売をはじめた数年前には、アイディアとしてはあったものの決して実用でなかったものが今や普通に運用にのっている。すごいことだ。もう家庭用のサーバをせっせこ維持している時代じゃない、ということか。MSがHome Serverを殺した時には、何しやがる!と思ったものだが、慧眼だった。時代が必要としていないもの。ここがダメダメ まさかのGoogle Calendar/iCloudとの連携非対応
残念だったのがOutlook。Google CalendarとかiCloudとかの外部サービスとの連携ゼロ。価値なしでしょ。個人ベースで誰がOutlook.comのカレンダーなんて使ってるよ。macについてるレゲエな出来の標準メーラーやアドレス帳だってGoogle連携や(当然ながら)iCloud連携を提供しているこのご時世に、まさかの連携サポート無し。これはいけてない。マジでいけてない。クライアントアプリについてはGoogleはほぼ撤退済みだし(Picasaの恨みを5年は忘れない)、AppleはOSに付属だから許される出来のものしか用意できていない中、ここはダントツの品質を見せて、ここから個人向けのサービスに関しても劣勢をひっくり返しにいくくらいの気合をぜひ見せて欲しいものだ。全般的には満足のいく契約だった。仮想化ソフトに頼らなくてもmacでOfficeを使える環境が作れ、1TBのオンラインストレージが手に入り、かつiPadでのOfficeも連携して使える環境が作れて約1万というのは良いオファーだと思う。macの人には特にオススメだ。
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