2016年2月18日木曜日

Picasa亡き世界。Lightroom + Google Photos + iOSの写真ワークフロー

Picasa亡き世界。Lightroom + Google Photos + iOSの写真ワークフロー

Picasaが無くなると聞いて、渋々ながらGoogle Photosに移行してみた。せっかくなのでワークフローを晒しておく。また、こんな泡沫BLOGを読んでいるとは思えないが、Googleへの要望も書いておく。利用している環境は以下。

  • OS:Mac OS + 写真保管用外付けHDD


  • 写真現像ソフト:Lightroom


  • カメラ:Sony NEX7


  • 携帯:iPhone


  • 写真サービス(カメラ):Picasa


  • 写真サービス(携帯):iCloud


  • これまでのワークフロー


    カメラについては、非常にシンプルにRAWで撮影、現像したものをPicasaにあげていた。


  • NEX7でRAWモードで撮影


  • RAWファイルを外付けHDDにコピー(RAW保存用フォルダツリー下に日付.テーマでサブフォルダを切る)


  • LightroomでRAWファイルを保存したフォルダを読み込んでライブラリの管理下に追加


  • 失敗ファイルの削除、レタッチ等を行った後、JPGに書き出し(JPG保存用フォルダツリー下に日付.テーマでサブフォルダを切る)


  • Picasa for Macを起動、PicasaはJPG保存用フォルダツリーを監視しているので自動的に追加ファイルがフォルダをアルバム名にして認識される


  • Picasa for MacからPicasa Web Albumにアルバム単位でアップロードする



  • RAWのフォルダーツリー、JPGのフォルダーツリー、Picasa Web Albumのアルバムの単位が整合していてとても管理しやすかった。正直不満らしい不満もなかった感じなのだが、返す返すもGoogleめ。。

    iPhoneの方は、単にiCloudのPhoto Streamに乗っかっていただけなので、iCloudの容量がいっぱいなのでお布施をして容量増やすように、といううっとおしいメッセージがしょっちゅう表示されていたので、こちらはあまり納得していなかった

    新ワークフロー(携帯)


    Google Photosに移行したタイミングで、iPhoneで撮ってiCloudに上がっていたものも、Google Photosに流すことにした。圧縮されることを許容すれば、iCloudとは異なり容量は(今の所)無制限だ。

    iPhoneでは、

  • iPhoneで撮影する


  • Wifiのあるところでは、自動的にGoogle Photosアプリが、カメラの画像をGoogle Photosにバックアップしてくれる


  • 定期的に、Google Photosの機能を使って、バックアップした写真をカメラロールから手動で削除する



  • というフローになった。容量が無制限でどのデバイスからでもみられるので、この点はなかなか便利。ただし、毎回バックアップ済のファイルを、Google Photosアプリから手動で消す必要があるのはダサい。あるいはiOSの制限なのかもしれないが、バックアップしたものはカメラロールから自動的に消えると良い。

    新ワークフロー(カメラ)

    基本的には、今までのワークフローを踏襲している。

  • NEX7でRAWモードで撮影


  • RAWファイルを外付けHDDにコピー(RAW保存用フォルダツリー下に日付.テーマでサブフォルダを切る)


  • LightroomでRAWファイルを保存したフォルダを読み込んでライブラリの管理下に追加


  • 失敗ファイルの削除、レタッチ等を行った後、JPGに書き出し(JPG保存用フォルダツリー下に日付.テーマでサブフォルダを切る)


  • Google Photos Uploaderを起動、JPG保存用フォルダツリーを監視しているので自動的に追加ファイルがGoogle Photosにアップロードされる


  • ブラウザからGoogle Photosサイトにアクセスして、アップロードされた写真を目視で確認、複数選択してアルバム名をつける



  • 5までは以前と同じなのだが、6が激しく面倒くさい。毎回かなりの枚数を取るし、どこからどこまでをアルバムとするか、Webサイト上でいじる必要があるうえ、RAWとJPGでのフォルダ管理と同期しない可能性があり気持ち悪い。

    良かった点、悪かった点、Googleへの改善要望

    課題だったiCloudの容量不足問題に今の所完全な回答が見つかったのはよかった。検索もそれなりにパワフルだ。”マレーシア”と検索すると、シンガポールで撮った写真が続々とヒットするなど、だいぶ雑なところも多々あるが。。

    カメラで撮ったものと携帯で撮ったものを一元的に見られるようになったのもよかった。

    悪かった点はなんといってもアルバム管理のしづらさだ。何しろこのアップローダはバカみたいにファイルをアップロードする機能しかない。Picasa for Macの持っていた使いやすさの10分の1も実現できていない。この後継ソフトがかくもレゲエな状態でクライアントソフトまで殺してしまうのは他の会社の基準だったらまずありえないと思うが、そこはGoogle様だ。他の凡百のソフト会社ができないことを平然とやってのける、そこにしびれるあこがれるう(棒)。

    Googleに望むことは、下記のいずれか1つ、あるいは複数の実現だ。

  • Google Uploaderに、監視フォルダにサブフォルダがあったらそれをアルバム名(コレクション名)として採用して自動的にアルバムを作る機能を追加する。


  • Google Uploaderに、手動でアルバム名をつけてファイルをアップロードする機能を追加する。


  • Google PhotosのWebサイトに、Advancedな検索機能を追加する。例えばFrom 2016-01-01 To 2016-01-31 @Tokyo By NEX7のような。これで写真を絞り込んでアルバムを作成しやすくする。


  • Google Photos APIを解放して、3rd PartyがUploaderを追加できるようにする。Lightroomにプラグインがあって、出力時にアルバムが作れるといいなぁ。



  • まぁ読んでないとは思うが、なんとかしてくれGoogle。


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